2021年05月21日(金)
こんにちは。
先日誕生日を迎え、23歳になった編集部の辻です。
最近雨の日が続いていますね。もう梅雨でしょうか。
イトーさんはGWに川下りの下見をしていたみたいですが、私は沢を登っていました。
今シーズン2本目の沢です。
登ったのは西丹沢のモロクボ沢というところ。
沢登りというより沢歩きという感じです。
青い空に新緑が映えます。
この日はよく晴れて気温も高く、絶好の沢日和でした。
梅雨時期の雨の山も嫌いではないですが、やっぱり山は晴れの日が気持ちいいです。
入渓して1時間ほど。
ゆっくり新緑を楽しんで歩いていたら、不意にそいつは現われました。
ジャジャーーーーンッ!!
大迫力の30m大滝!!
近くに寄ると水しぶきが気持ちいいです。
滝行もできそうです。
こんなたいそうな滝は登れないので巻きました。
滝の上は渓相が変わり、きれいなナメが続いて静かです。
しばらく進んで水量が減り、源流らしい雰囲気になってきたら、遡行図で苔庭園風と書かれた所に着きます。
こんな感じ……
苔と新緑で一面緑です。なんだか山奥の秘境感があります。
この後は、水が涸れて急斜面を詰め上げ、登山道に合流して下山しました。
そういえば沢を登っている途中、堰堤に「室窪沢」と書かれていたのを見ました。
「モロクボ」は「室窪」と書くようです。
思えば、カタカナ表記の沢って結構多い気がします。
今シーズン1本目の沢は「シダクラ沢」というところでした。
「シダクラ」はどういう漢字を書くのか……
気になって『日本登山体系 4 東京近郊の山』(白水社)を開いてみたら……
ありました!
「志田倉沢」でした。
名前の由来ははっきりわからないけれど、漢字だとその名前に意味があることが強く感じられます。
漢字からパッと浮かんだ勝手なイメージは、「室窪」は修行者が岩陰で座禅を組んでいる感じ、「志田倉」は農家が近くにありそうな感じ。
でも、どうしてカタカナで書くようになったのか、気になります。
山の名前もそうですが、沢の名前も由来を探ったらおもしろそうです。
今回も編集部というより私個人の話でした。
そうそう、発売はまだ少し先ですが、「山と溪谷」7月号では沢登り入門の記事があるみたいです。
私もまだ詳細はわかりませんが、どんな記事になるのか楽しみです。
2021年05月13日(木)
ども。
少しの間が空き、久しぶりの投稿になりました。
2014年に入社し、編集部歴8年目を迎えたイトーです。
6月号発売直前ではありますが、今回は僕の自己紹介をさせて下さい。
伊藤洋平1990年生まれの31歳。
出身は東京都武蔵村山市。東京で唯一の「鉄道の存在しない市」で育ちました。
多摩都市モノレールの延伸を20年以上にわたって切望した結果、鉄道はないのに公認ゆるキャラはモノレールという複雑な市です。
大学ではなんだかよくわからない怪しげなサークルに所属し、独学で山に足を踏み入れました。登山歴は10年になります。
と、ネタがないのでフレッシュな新人のマネをしてみました。
久しく夢なんて見ていなかったのに(すぐ忘れてしまうだけ?)、最近はよく夢を見ます。
以前、後輩の黒ちゃんも夢に出てきたので内容を伝えたところ、おもむろにキーボードをカチャカチャし始めて「イトーさん、その夢は精神的な不満や、後ろめたい気持ちの象徴らしいですよ」と、意味深な夢占いの結果を教えてくれました。
先輩に対してすぐにマウントを取ろうとしてくる恐ろしい後輩です……。
* * *
さてさて、ゴールデンウィークはみなさんいかがお過ごしだったでしょうか。
僕は都内でルート開拓の調査を行なっていました。といってもパックラフトでの川下りルートですが。
地形図を見て、登山地図を見て、航空写真を見て、現地に行って、、、どの川が楽しく下れそうか吟味します。
多摩西部の川は多摩川以外はあまり情報がないんですよね。危険な場所にも行きたくないし。。。
下見に行った川は新緑がいい感じのゴルジュ系なのですが、水深が浅すぎて今の時期はダメそうでした。
結果的によさげな沢登りルートもたくさん見つけました。それらの沢は遡行図もあるし、1級レベルなので今度行ってみようと思います。
さて、今回は雑談しかしてないけど、ここまで。
また編集部の情報を発信していきます。お楽しみに。
2021年05月11日(火)
はじめまして。
4月に入社し、ヤマケイ編集部に加わった辻と申します。
6月号発売直前ではありますが、今回は私の自己紹介をさせて下さい。
辻拓朗1998年生まれの22歳。
出身は東京都世田谷区、この春から文京区で一人暮らしを始めました。
大学で探検部という組織に入ったことをきっかけに山に登り始めました。登山歴は4年になります。
探検部のメインの活動は、長期休暇中に行なう「探検」なのですが、講義がある期間は週末を使って、よく登山をしていました。
交通費を節約したくて、登ってきた山は近場の奥多摩・丹沢・奥秩父がほとんど。北・中央アルプスは登ったことがないです……
さらに、登山道ではない沢やマイナールートを歩くことが多かったので、丹沢・奥多摩・奥秩父でもメジャーなルートを歩いた経験はあまりないです。
いつも歩いているところはこんな感じ。
歩きづらいし、濡れるし、汚れるけど、静かな所です。
でも、会社でヤマケイのバックナンバーを眺めていて、気付きました。
ヤマケイで取り上げられている山って、カッコいい……
切り立った岩峰でも、どっしりと構えた独立峰でも。
そういえば、黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳に登ったことがありました。
その時の写真がスマホに残っていました。
その時の写真です。
これが私にとって初めてのアルプスでした。
丹沢や奥秩父とはあまりにも違う、その「大きさ」に衝撃を受けたのをよく覚えています。
その割にはその後ほとんどアルプスに行っていません。
ああ、アルプス行きたくなってきました。
貧乏学生から貧乏社会人にレベルアップしたので、この夏は北アルプスに挑戦してみようなあ。
ちなみに「探検」活動では、中国で仙人の世界とつながっていると言われる洞窟の調査を行なっていました。
洞窟内部を探ることで、何かしらの痕跡を見つけ出し、「仙人」という存在の実像を知ろうとしました。
これはその洞窟を探して、沢を遡っている時の写真です。
結果、錬丹(不老不死の薬を作るための錬金術)を行なった跡や、歴史を変えるかもしれない(?)岩壁に刻まれた文章を見つけたりしました。
でも「仙人」とは何なのか、私にはまだよくわかりません。
圧倒的な勉強不足です。
コロナが収まったらまた調査に行きたいので、今のうちに勉強しておこうかと思います。
自己紹介はこのあたりで。
これからよろしくお願いします。
* * *
さてさて、山と溪谷6月号は5月15日発売です。
私が個人的に注目している記事は、今月号からスタートする、探検家・髙橋大輔さんの連載「〝日本のピラミッド〟の謎を探る」です。
髙橋さんは、ロビンソンクルーソーや浦島太郎などの「物語を旅する」ことで、実在したそのモデルの姿を解明する探検を行なってきました。
学生時代には私自身、髙橋さんに大きな影響を受けました。
伝説上の存在である仙人のリアルな姿を知りたいと思い立ったのも、髙橋さんの探検を知ったことがひとつのきっかけだったと思います。
その髙橋さんが日本のピラミッド「黒又山」の謎に迫ります。
黒又山は、レーダー調査の結果から山容がピラミッドのような階段状であると言われ、付近ではUFOが現われるなんて噂も……
果たして黒又山の真実の姿とはいかに⁉
2021年03月23日(火)
ども、イトーです。
すっかり春の陽気になりました。
冬から春に変わったときに吹く生ぬるい風、不思議なにおい。
あれってなんなんですかね。「あぁ、春だな~」ってものすごく感じます。
そしてくしゃみがとまりません。目のかゆみもやばいです。
うれしいような、いらだたしいような。
先日、部屋の掃除をしていたら、こんな地形図を発見しました。
不思議な折り方をされたこの地形図。
これは「ミウラ折り」という地形図の折り方で、地図の手前側といちばん後ろ側の部分を引っ張ると一瞬で地図を広げられる、そして同様に一瞬で折りたためるというおもしろい構造になっています。
ちなみに、この地形図の図郭は九州の「志布志」。しかも、地図の発行日を見ると、なんと昭和62年10月30日。
なぜ、ナウでヤングな僕がこんな古い地形図を持っているのか。
今回は少し思い出話をさせていただきたいと思います。
* * * * *
僕は大学時代、「地図学」という授業を履修していました。
この授業は「地理学」や「考古学」専攻の1年生向けで、僕は「英米文学」専攻(しかも4年生!)だったため、本来は履修項目から外れていました。
ただ、おもしろそうな授業には片っ端から顔を出す性分だったので、地図学でも教室の前方にひとりで座って授業を受けていました(笑)
授業を担当されていたのは「富士山先生」という愛称でも有名な日本地図センター相談役(当時は筑波大付属高校の教員)の田代博さん。
本誌でも数々の企画で協力いただいている地図界の大先生です(当時は著名な方だと知りませんでしたが)
田代先生の授業はかなり個性的で、授業は毎回、「富士山グッズ」の紹介からはじまります。
特に「富士山ネクタイ」は田代先生の自慢のコレクションのようで、授業のたびに異なる富士山ネクタイを見せてくれるこだわりっぷり。
ある日の授業で「日本地図センターから古い地形図を生かしてほしいと頼まれたので、みんなでミウラ折りをしてみましょう」と田代先生。
そのときの地形図が、冒頭で紹介したミウラ折りの地図というわけです。
ミウラ折り、奥が深いんですよね。。。
地形図の折り方としては有名だと思いますし便利なんですが、当時はかなり苦戦した記憶があります。
また、このミウラ折りのほかにも、古くなった地形図を再利用するための方法を学生から応募したり、田代先生が考案した古い地形図をリサイクルした扇子の紹介?自慢話?など、まったく退屈しない授業ばかりでした(もちろん、地図のことも学んだはず、、、)
教室の前方に座っていると目立つこともあり、先生との会話もそこそこあって、就職先がヤマケイに決まったことを報告したときはとても喜んでくださりました。
そんな田代先生が2021年2月19日、病気のため亡くなりました。
闘病されていることは知っていましたが、入院中の昨夏も誌面で紹介する地図に関して、ご相談のやり取りをしていたので訃報を知り驚きました。
先生にメールで相談すると「とても良いお尋ねです(^_^)」というお返事が届くのも印象的でうれしい気持ちになりました。
学生のときから、そしてヤマケイに入社した後も、長きにわたっていろいろとご指導いただき感謝しかありません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
* * * * *
地形図を見ていたら当時のことをいろいろ思い出しました。
スマホの地形図アプリも便利ですが、こういう紙で残るものっていいですね。
2021年02月17日(水)
ども、イトーです。
早くも2月中旬。みなさん、雪山に登ってますか?
「今年は積雪が多く、雪山好きにはサイコー!」という予測だったのですが、
2月に入ってから、太平洋側は春のようにあったかい日が続いています。
なんかこのまま冬が終わってしまいそうな気配がありますよね。まじかよ。。。
緊急事態宣言もあって、僕もできるだけ県外移動を避けているので雪山はまだ2回しか行けていません。
うち1回は悪天での撤退。しかも吹雪ではなく、雪山で大雨という悲しい撤退でした。
2回目の雪山はコンディションはよかったのですが、思っていたより積雪がなくてちょっとがっかり。。。
そんな雪山登山で一つ発見したことがあります!
登山中のマスク、みなさんはどうしていますか?
僕が計画して登る山やルートでは、人とのすれ違いなんてほとんどないので
ぶっちゃけ、「登山中はマスク不要」というのが僕の考えです。特に雪山は。
ところが、雪山では「マスク」には「あったか小物」としての効果があることが判明しました!
僕は冬季登山でネックウォーマーをよく使うのですが、歩いているとすぐに暑くなるので、付けたり外したりを繰り返します。
付け外しは簡単ですけど、そのたびにニット帽やサングラスも外さなきゃいけないから地味に面倒です。。。
そんなときは、マスク! これめっちゃ便利です。
ネックウォーマー的な感じで、思いのほか顔周辺をあっためてくれるし、暑くなったらマスクをあごにずらすだけ。
ニット帽もサングラスも外す必要がありません。こりゃすげー。
唯一にして最大の欠点は「息がしづらいこと」(笑)
でも、登山では不織布マスクではなく、ウレタン系やコットン系のマスクにすればもう少し呼吸しやすい?
ぜひお試しあれ、というか、みんなも「感染防止」目的で実践しているのかな。
俺の使い方だと「感染防止」が目的じゃないもんなー(笑)
さて、日々のニュースを見ていると、感染者数も徐々に収まってきているみたい。いいぞー。
2021年01月28日(木)
ども、イトーです。
今日はちょっとびっくりするニュースが届いたのでご紹介します。
本誌の大人気連載である「GTR(ギア テスト & レポート)」。
旬のギアやウェアを一堂に集め、実際にフィールドで試すレポート企画です。
このGTRを執筆してくれているのが、アウトドアライターのホーボージュンさん。
さまざまなアウトドア雑誌で活躍するジュンさんが、昨晩、Youtubeにチャンネルを開設しました。
第1弾となる動画の内容は、ジェットボイル社の最新ガスストーブのテストレポート。
この最新ガスストーブは、本日1月28日にアメリカで商品発表が行なわれたばかりのもの。
間違いなく日本最速のレビュー動画です。
というわけで、詳しくはYoutubeへ。
さらに!
2月15日発売の『山と溪谷』3月号のGTRでは、このジェットボイルの新製品をはじめ、業界注目の最新ガスストーブをテストします。
国内の雑誌では、おそらく最速のレポート記事です!お楽しみに!
ちなみに、現在発売中に2月号では「スノーシュー」のレポートを掲載しています。
こちらもぜひ!
2021年01月18日(月)
ども、イトーです。
新年1発目!(すでに半月以上たっていますが笑)
昨年末からヤマケイオンラインでの「YAMAYA」にて、山と溪谷の最新号紹介や、ミニコラムなどの掲載をはじめました。
www.yamakei-online.com/yama-ya/group.php?gid=45
また、編集部員プレゼンツの大人気連載(?)「イマコレ」がヤマケイオンラインでも楽しめるようになります。
今後、ヤマケイオンラインのコンテンツも充実させていくので、ぜひチェックしてください。
* * * * * * * * * * *
さてさて、続いて本題です。
山と溪谷1月号の別冊付録「山の便利帳」は、本誌購入者を対象に電子版を無料で配布しています。
無料ダウンロードの締切は、1月31日まで!まもなくです!
まだ、ダウンロードしていない方は、上の便利帳の表紙画像をクリックまたはタップしてダウンロードページへ!
…ところが、ダウンロードページに飛んでも「不正なアクセスです」とエラーになってしまう場合があるようです。
ごめんなさい、まだエラーの原因がわかっていません。。。
ただ、もしエラーになってしまっても、時間をあけて再度アクセスするとダウンロードできるようなので試してみてください。
* * * * * * * * * * *
今年は日本海側を中心に降雪が多く、雪山登山が好きな人にとっては最高のシーズン。
ただ、緊急事態宣言もあって、都市圏の登山者は県外移動がはばかられますよね。
もうしばらく我慢するしかなさそうです。
というわけで、イトーも雪山に行きたくても行けない状況が続いています。
雪山に行けないので、山と溪谷の「渓谷担当」イトー(自称&下り専門)は、朝カツで都内の御岳渓谷に行ってきました。
みなさん想像できると思いますが、この時期の川は人がいません。ましてや、早朝ならなおさら。。。
寒すぎて流れのない浅瀬は凍っていました(はだしなのは耐寒訓練!)
去年はこの川に何度足を運んだことか。今年もお世話になります!
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61
Copyright © 2002-2021 Yama-Kei Publishers Co.,Ltd. All rights reserved.