山と溪谷 編集部ブログ

ザイオン国立公園でのクライミング

編集部・佐川です。

10月に遅い夏休みをとって米国へ行ってきました。
主目的はユタ州にあるザイオン国立公園でのクライミング。

ザイオンは「ムーンライトバットレス」などのクライミングルートで知られ、ヨセミテ国立公園と同じく、米国を代表するビッグウォールクライミングのエリアです。



場所はラスベガスから車で3時間ほど。
アクセスしやすいぶん、普通の社会人でも1週間ほど休みが取れれば海外クライミングが堪能できます。

私は色々あって2日弱しか登れませんでしたが、クライミングだけが目的なら1週間の休暇でも3日、4日は登れるのではないでしょうか。

公園内はトレイルが整備され、米国らしいダイナミックな沢歩きや岩稜歩きが可能です。
ジャブジャブ沢を遡ったり、真っ赤な大岩壁の上を歩いたり。
クライマーじゃなくても、充分楽しめます。



宿泊はキャンプがおすすめ。
公園内には宿泊施設「ザイオンロッジ」が1軒あるだけで、ここは人気で予約をとるのがたいへん。



公園のゲート(ザイオン国立公園の入り口にはゲートがあります。ちなみに入園料は車1台、7日間で20ドル)を出てすぐの街、スプリングデールには多くのモーテルがありますが、こちらも1室1泊で100ドル前後と設備のわりには高め。
キャンプサイトは1サイト1泊16ドル(2010年10月末日)ですから、ふだんからテント泊に慣れている人なら、やっぱりキャンプでしょう。




満天の星のもと、焚き火を囲んでビールを飲む夜。
最高ですよ~




クマの襲撃の実際は、かなり生々しい写真を掲載・・・

こんにちは。編集長の神谷(有)です。
もうすぐ発売の12月号ですが、皆さんに事前にお伝えしたいことがありまして・・・。

ちょっと、びっくりするページがあるのでお気をつけ下さい。
この号から、一旦お休みをしていた『山での「ケガ」「病気」、その実際』が復活したのですが、
今回のテーマは「クマ襲撃による外傷」で、かなり生々しい写真を掲載しているのです。
あえてそのようなケガの写真を掲載したのは、
やはりわたしたちはその実情を知るべきだと思ったからです。

 


写真=次のページをめくると・・・・・・。

 

この夏から秋は各地でクマが出没して大きな騒ぎになりましたが、
クマに襲われると実際どうなるかをルポしています。
新聞で「顔や肩を咬まれて重傷」といった記事が出ますが、その重傷とはどのようなものか?
そして、どのような治療が施されるのか紹介した、おそらく日本で初めての記事です。

わたし自身、大学院生の時代にツキノワグマを研究するグループにいて、
岐阜の白山や白川郷周辺のツキノワグマの調査をしていました。
山と溪谷社に入ってからも『山でクマに会う方法』という単行本を編集したり、
90年代後半に山と溪谷編集部に所属していたときにも、ずいぶんとクマ関係の記事を編集したり、執筆していました。
その意味でクマ大好き人間です。

ですから、基本的にはクマを保護すべきだと思っていますし、
むやみにクマの恐怖感をあおるつもりはありません。
でも、だからこそ、事実をきちんと伝えるべきだと考えたのです。

クマの研究者が人を恐れない“新世代グマ”の登場を指摘してから、すでに10年以上が立ちました。
その後も、ハンターの減少に象徴される“人と獣の距離感”が急速に変化しています。

今後、クマと人の関係がどう変わっていくのか?
山と自然を愛するものとして、注視していきたいと考えています。

ちなみに次の1月号は「凍傷」がテーマなのですが、
これもちょっと生々しい写真が、、、、、出るかもしれません。

山梨県甲府市で「第1回日本山岳遺産サミット in 山梨」を開催します

こんにちは、編集長の神谷です。

わたしは、現在、月刊『山と溪谷』の編集長をしているわけですが、
今はもうひとつの仕事があります。
日本山岳遺産基金の事務局を兼任しているのです。

日本山岳遺産基金、くわしい中身はサイトをご覧にいただくとして、
11月3日(祝)に、山梨県甲府市で「第1回日本山岳遺産サミットin山梨」を開催します。
http://sangakuisan.yamakei.co.jp/s_kofu.html

サミットでは、山と溪谷8月号にて公募した「日本山岳遺産」の選定発表と講演会を予定しています。

日本山岳遺産の選定は、日本の美しい山々を次世代に引き継ぐために、
地域の山を守る団体を応援するもので、今回は4ヶ所から応募がありました。

講演は2本。テーマはいずれの「山と子ども」です。



なぜそのテーマかというと、美しい山々を次世代に引き継ぐためには、
その次世代……子どもたちに山を好きになってもらう必要があると考えています。
そして、なにより登山が、その子どもたち心身の成長に大きな役割をもてると、わたしたちは信じています。

ひとつめ講演は「登山で見つけた生きるチカラ ~児童養護施設の子どもたちと山に登って~」と題された、甲府の児童養護施設「めだかの学校ジュニア」理事長・山田一功さんのお話。
さまざまな事情で家庭にいられなくなった子どもたちが、登山を通じて生きるチカラを得る……とてもいい話です。

2本目は「親子登山のススメ ~子どもに教えてもらった山の楽しみ~」と題された、登山家で野外学校FeelOurSoul代表の戸高雅史さんのお話。
こちらは、バリバリの登山家が、逆に子どもたちに教わった山の楽しみ方の話。

両方とも、登山と子どもの関係を考えるうえで、とても示唆に富むすばらしい講演になると思います。

ぜひ、皆さん参加して下さい!

(ちなみに、わたしは当日は司会進行を担当しています。。。)

連休明けに、白馬へ取材に行ってまいりました。

こんにちは。青木です。
連休明けに、白馬へ取材に行ってまいりました。

今回は栂池自然園~風吹大池~蓮華温泉へ。
ピークは踏まず、紅葉や湿原をゆっくりと楽しみながら歩くコース。
じっくり静かな秋を堪能したい方や、初心者のお友達を連れていくにはぴったりです。

普通ならばこの時期には紅葉は終わっているそうですが、今年は暖かいせいか、まだまだ紅葉が楽しめます。

観光地から、自分の足をつかって自然の奥へ。
落ち葉のじゅうたんのうえをサクサク歩きながら、赤く染まった山々をひとり占め。
霧に包まれても幻想的、綺麗な池に映る紅葉もため息がでるくらい綺麗です。

そして、なんといってもきのこ。

行く先には・・・


きのこ!



きのこ!!



きのこ!!!


小谷村では、10月2日(土)・3日(日)に、きのこ料理のバイキングが楽しめる「きのこ祭り」が催されたようですが、それは山のなかでも開催されていたようです。
にょきっと生えたかわいいきのこ達は、見ているだけで心が和みますね。
「食べれるかな~」と近づくと、ガイドさんに「それは毒があるからだめ!」とのツッコミが。
う~ん、こんなにおいそしそうなのに食べられないのは残念・・・・・・。


でも!


お世話になった山小屋で「食べられるきのこ」をちゃっかりしっかり味わいました。

 


村営栂池山荘さんではきのこ入りの鍋。

 

風吹山荘さんではきのこ入りお味噌汁。

 


あたたかな料理が、冷えた体をほっこり暖めてくれました。
紅葉の秋、そして食欲の秋。

思い切り「秋」を満喫してきました。

・・・・・・え? 山や池の写真はないのかって?

それは、お楽しみです。

蓮華温泉では青木も一肌脱いで頑張ってきましたので、2011年10月号の特集、是非ごらんあれ!

 

『山と溪谷』11月号は、脱メジャーコース登山

どうも。
編集部・佐川です。

「今日も暑いですね~」が、あいさつ代わりだった記録的猛暑はどこへやら。
山は紅葉の盛りを迎えつつありますね。

この一瞬の華やぎが去れば山はシンと静まり返って、一気に冬へと移り変わります。
山が雪化粧するまでの数週間、静かに晩秋の山を歩きたい――と願う人のためにあるのが11月号の特集。



もちろん他の季節でもいいですが、樹林帯歩きが多いので、冬枯れで森が明るくて空気が乾燥したシーズンがベストかと思います。
「道迷い」なんて言葉も頭をよぎる難コースばかりですから、ちょっとおすすめしづらいのですが、いつかは行ってみてほしい――そんな思いでつくりました。

高山、中級山岳、低山と幅広く紹介。
メインは


「南ア・聖岳東尾根」


「両毛国境・皇海山(足尾の松木沢から)」


「東丹沢・大山北尾根」

この3本のルポ。
どれもメジャーな山ですが、ちょっとコースを変えただけで、いつもとはまったく違った山の顔が見られます。


編集部・大畑の秩父槍ヶ岳挑戦ルポや、ギュギュッと中身が詰まったコースガイドも必見です!

特集のほかは
温かいものが食べたくなる季節には、日帰り山行にだって必携の「ガスストーブカタログ」、
過去最高の件数をたたき出してしまった今夏の遭難を振り返る「2010年夏山遭難検証」、
前代未聞の遭難ドキュメンタリー漫画「ええ、そうなんですよ」など。

『山と溪谷』11月号は、10月15日発売です!

剱岳北方稜線に行ってきました!

こんにちは! 編集部の神谷(浩)です。

先日、2011年7月号の特集「アルプス名峰の秘密ルート(仮題)」取材のため、剱岳北方稜線に行ってきました。

北方稜線は、剱岳の北側に延びる尾根で、道標やハシゴなどはなく、整備されていないバリエーションルートです。

室堂から入山し、剱沢を下って、真砂沢ロッジ、池ノ平小屋に宿泊して、北方稜線に取り付き、一気に剱岳山頂を越え、別山尾根から剱澤小屋へ。再び室堂に戻りました。3泊4日の行程です。

大雨の直後で、剱沢の橋が流された、という情報もありましたが、真砂沢ロッジの佐伯成司さんが即日対応してくれたおかげで、無事に通過できました。


胸まで水につかりながら、一人でこの橋を直したとか!

室堂から歩きだしたときに降っていた雨も、少しずつあがっていき、
2日目、3日目は好天に恵まれました(ただし行動中のみ)。

 


仙人池から見た裏剱

北方稜線はあくまでもバリエーションルートであり、体力、技術、経験のともなった上級者向きのコースです。
浮き石やルート不明瞭な部分がたくさんあります。
今年も遭難が多発しました。
安易に立ち入らないようにしてください。

 
一般登山者立ち入り禁止。ADVANCED CLIMBERS ONLY!         小窓ノ王から三ノ窓への急峻なバンド


  
小窓からのルンゼを慎重に登る          池ノ谷ガリーは浮き石の巣。落石厳禁!


下山して10日がたちます。
剱岳周辺では、そろそろ紅葉が始まっているでしょうか。

現地情報は、下記のヤマケイオンラインからどうぞ!

剱澤小屋
http://www.yamakei-online.com/mt_info/mt_info.php?id=117#1036

本誌掲載は、来年夏!
お楽しみに。

日本山岳遺産キャンペーンのイベントで白馬周辺に行ってきました。

こんにちは。編集部神谷(有)です。
シルバーウィークの3連休は、日本山岳遺産キャンペーンのイベントで白馬周辺に行ってきました。

各地から親子を招いてのトレッキングツアーです。
参加者は小学校1年生から5年生までのお子さんと、その親御さん、あわせて5家族でした。

1日目は八方尾根を歩き、2日は栂池自然を散策しました。
天気もなんとかもって、楽しいイベントになりました。

写真=指三本は「山」を表すそうです・・・・


子どもたちに「なにが楽しかった~?」と聞くと、「登ること!」という答えでした。

展望も良くて白馬の雄大な山々も見えたし、お花もあったし、リフトにも乗ったし、バッタもいたし、、、、。
いろいろ楽しいこともあったのですが、「登る」ことがいちばんおもしろかったとは!

登山のチカラを感じますね。

写真=みんなでゴミも拾いました。どんなゴミが多いかな?


来年もまた同じようなイベントをやりたいと思っています。

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37

山と渓谷

  • ブログ
  • バックナンバー
  • 定期購読
  • 山と溪谷 2017年7月号 「北アルプス岩稜ルートをめざせ!槍ヶ岳・穂高岳・剱岳・後立山」「山岳ガイドに学ぶ実践的ロープワーク術」「イラストでわかりやすい 山のロープワーク術」「北アルプス岩稜マップ&ガイド」
  • 山と溪谷 2017年6月号 「夏山登山を変える最新テクニック70 実践者が教える計画・装備・行動の新常識」「那須岳雪崩事故の背景をさぐる 高体連と高校山岳部の現在」「初夏、高山の花を訪ねて」「登山バス時刻表 日本アルプス&長距離バス」
  • 山と溪谷 2017年5月号 「もう一度知る、上高地」「山小屋を利用してGWは残雪アルプスへ」「登山バス時刻表2017年関西周辺」「山が楽しくなる!GPSギア活用ガイド」
  • 山と溪谷 2017年4月号「最新『軽・快』登山マニュアル2017 バテバテ、ヘトヘトよサラバ!」「春爛漫のお花見ハイキング 愛でる、山のさくら」
  • 山と溪谷 2017年3月号 「悩めるヒザ、予防と対策」「ベストバイ・登山靴」「切りとって持っていける膝痛予防テーピングカード」
  • 山と溪谷 2017年2月号 単独行60の知恵:単独行 計画と実践、実践と危機管理、究極のソロ登山者
  • 山と溪谷 2017年1月号 今年の山をどう登る?スキルアップに役立つ「山」の新常識2017、年末年始は山へ、別冊付録「山の便利帳2017」
  • 山と溪谷 2016年12月号 「ステップアップ”本格”雪山登山」「入門から3000m峰まで雪山ウェア&ギアの選び方」「付録 星野道夫2017カレンダー極北の動物たち」
  • 山と溪谷 2016年11月号 特集:体力に自信がない人のための”登山力”養成講座  綴込付録:「山の知識検定」過去問厳選 山を楽しむためのミニテスト
  • 山と溪谷2016年10月号 特集:山小屋主人が教えるとっておきの秋へ 紅葉絶景を歩く北アルプスベストコース25 第2:歩きながら摂るのが新常識”行動食革命” 別冊付録:登山バス時刻表
  • 山と溪谷 2016年9月号 特集 読むセンスを磨くたのしい読図。地図読み術は先読み術。綴込付録:基本がわかる地図読みドリル。第2特集 初秋の山小屋泊ミニ縦走 週末に行ける1泊2日の縦走コース
  • 山と溪谷 2016年8月号 山の日特別企画「知ろう、歩こう!日本の山」見る・登る 美しき日本の山岳風景60選、知る・考える 日本の山の過去・現在・未来 特別付録 山と溪谷オリジナルサコッシュ付