インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都港区、代表取締役 粟津 彰治)は、6月に「ドキュメント滑落遭難」と「ドキュメント山の突然死」を発売しました。近年、中高年登山者の増加とともに一般登山道での不注意による事故が増えています。この度発売の二冊は、こうした実際に起こった遭難事例を取り上げ、その原因を探り、未然に防ぐ方策を検証しています。
■ドキュメント滑落遭難
山ではちょっとした不注意から、つまずいたり転んだりして大ケガや死に直結するような大事故になることがあります。その危険因子はどこにあるのか。7件の遭難事例を検証することによって、原因の究明を図り、未然に防ぐ方策を考えます。
著者 :羽根田 治
価格 :1,680円(本体 1,600円 +税)
書籍サイズ :四六判 224ページ
ISBN :978-4-635-14008-9
発行年月日 :2008年06月30日
http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=140080
【掲載一例】
1 富士山 2000年4月5人パーティで訓練登山。下山時に男性が約300m滑落。大腿骨骨折の重傷を負い、ヘリコプターで救助。
2 北アルプス・北穂高岳 2001年9月3人パーティで北穂池へ向かう途中、ガレ場で男性が約5m転落。自力で涸沢まで下山しましたが、翌日、歩行困難となり救助を要請。
3 南アルプス・北岳 2007年6月ある山岳カメラマンが、北岳山荘手前の雪渓で単独行の男性が滑落するのを目撃。北岳山荘のスタッフとともに救助。
近年の事例 埼玉県警山岳救助隊からの報告滝川ブドウ沢や甲武信岳など埼玉県内・秩父山系の事例をまとめます。樹林帯や沢など、見通しのきかない場所での事故が多く、発見が遅れることがあります。その特異性を、いくつかの事例によって紹介します。
■ドキュメント山の突然死
中高年登山者の増加に伴い、心筋梗塞など病気による突然死が増えています。突然、襲われるこうした致命的な事故から、5件の事例を取り上げ、専門の医師による原因の究明と対処法も含め、未然に防ぐ方策をレポートしています。
著者 :柏 澄子
価格 :1,680円(本体 1,600円 +税)
書籍サイズ :四六判 224ページ
ISBN :978-4-635-14009-6
発行年月日 :2008年06月30日
【掲載一例】
1 急性心筋梗塞・伊吹山北尾根ハイキングクラブに所属、2004年7月、伊吹山にハイキング。眠るように横たわり、意識不明、病院へ搬送するも2日後に死亡。
2 急性心臓死・魚野川運動不足で山行回数も減り、プライベートでも問題があり、精神的ストレスをかかえていました。入渓直後のトラバースで意識を失い、滝つぼに転落。
3 心臓死・チョモランマ 63歳女性登頂後、第二ステップを下ったところで古いフィックスロープに足を引っかけ転倒、死亡。出発前、脳のMRIは異常なし。
山での突然死に潜む危険因子突然死の定義、山で原因となり得るもの、高所での低温・低酸素・低圧が与えるリスク、日常生活での生活習慣病などを明らかにします。
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■山と溪谷社について http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然・アウトドア・旅行・スキー等の分野で出版活動を展開しています。
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