インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社（所在地：東京都千代田区、代表取締役関本彰大）は、芥川賞作家にして医師・南木佳士がつづる山の記憶、『山行記』（南木佳士 著）を3月18日に刊行しました。
■芥川賞作家にして医師・南木佳士がつづる、風変わりな山の記！
「ダイヤモンドダスト」「阿弥陀堂だより」「トラや」など、生と死を見つめる真摯な作品で知られる、芥川賞・泉鏡花賞受賞作家・南木佳士（なぎ・けいし）氏が、とことん「わたし」にこだわった、風変わりな山行記。芥川賞受賞の翌年に心身を病み、山歩きで新境地を得た作家兼医師が、「山」と出合い、ひらかれてゆく「こころ」と「からだ」の記憶。これまでにない山の記です。
作家という立場から記された希有な山行記であり、南木佳士ファン、一般文芸愛読者のみならず、広く登山愛好者にもお読みいただきたい、山を素材とした文学の新たな名作です。
■「こころ」と「からだ」の再生……そこに山があった。
著者・南木佳士氏は、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞後、医業と作家業を兼ねる過酷な日々のなかで、突然、パニック症候群におそわれ、やがてうつ病を発症します。生きることでせいいっぱいだった苛烈な日々をおくるなかで「阿弥陀堂だより」などの名作を発表しますが、心身の不調は、依然、回復の兆しを見せません。
しかし、10年ほど前のある日、偶然「山」と出会い、それまで感じたことのない「快」を感じ、以降、今日に至るまで、地元信州の山々を中心に多くの山行を重ねます。
それらの記憶は小説やエッセイで作品化され、2008年に発表された『草すべり その他の短篇』（文藝春秋）では、泉鏡花賞を受賞、翌年、同作品で芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞しました。
本書は、南木氏が2008年以降に登った、北アルプス・笠ヶ岳から槍ヶ岳、浅間山、南アルプス白峰三山などの山行経験をもとに、著者初の試みである紀行文＝山行記というスタイルで記された、はじめての紀行文集となります。
■『山と溪谷』掲載の三篇に、書き下ろし一篇を加えて再構成！
本書は、月刊山岳雑誌『山と溪谷』（山と溪谷社）に、3度にわたり発表され（2008年12月号・2010年1月号・2011年1月号）、多くの読者の共感を得た北アルプス・浅間山・南アルプスの山行記三編に、山を下りてから去来するさまざまな想念をつづった一篇を加えました。
巻末には、作品関連略図が付いているので、登山コースに不案内な方でも無理なく読めます。
カバーは、版画家・造形作家の木村繁之氏が、本作品のために制作した陶彫刻作品です。
■著者 南木佳士氏について
南木佳士 なぎ・けいし
1951年、群馬県生まれ。作家・医師。1981年、難民救援医療日本チームに参加してタイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の文學界新人賞受賞を知る。1989年、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞。2008年には山登りを素材とした『草すべり その他の短篇』（文藝春秋）で第36回泉鏡花文学賞、2009年に第59回芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞。おもな著書に『冬物語』『阿弥陀堂だより』『医学生』『急な青空』『海へ』『冬の水練』『からだのままに』『トラや』（すべて文春文庫）ほか。
■本書について
書名： 『山行記』
著者： 南木佳士
価格： 1，575円（税込）
体裁： 四六判簡易フランス装224ページ
発売日： 2011年3月18日
ISBN： 978-4-635-32003-0
■本書のための特設ページ
「山行記」紹介のための特設ページを、山と溪谷社ホームページ内に設置
（3月下旬公開予定）
URL： http://special.yamakei.co.jp/sankouki/
■目次
ためらいの笠ヶ岳から槍ヶ岳
何度でも浅間山
つれられて白峰三山
山を下りてから（書き下ろし作品）
■月刊誌『山と溪谷』について
1930年の創刊以来現在まで、80年にわたり登山界のオピニオン・リーダーとして、国内外の登山・山岳情報を発信。最新の登山情報から歴史的記事、読みものなど、幅広い内容で登山者の支持を得つづけています。
■山と溪谷社について http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。
■インプレスグループについて http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：関本 彰大、証券コード：東証1部9479）を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ＋サービスを提供するメディア事業を展開しています。
■ご購入に関するお問い合わせ先
山と溪谷社 カスタマーセンター
TEL03-5275-9064 （営業時間 10:00-12:00 、13:00-17:30、土・日・祝祭日を除く）
http://www.yamakei.co.jp/
■本リリースについてのお問い合わせ先
株式会社山と溪谷社
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3 日本ビル8F
山岳自然図書出版部 TEL03-6744-1912 メールinfo@yamakei.co.jp
■芥川賞作家にして医師・南木佳士がつづる、風変わりな山の記！
見送ってくれているように感じられるのは笠ヶ岳そのものなのか、
それともあそこのテント場に残っている「わたし」の幻影か。
「ためらいの笠ヶ岳から槍ヶ岳」より
それともあそこのテント場に残っている「わたし」の幻影か。
「ためらいの笠ヶ岳から槍ヶ岳」より
「ダイヤモンドダスト」「阿弥陀堂だより」「トラや」など、生と死を見つめる真摯な作品で知られる、芥川賞・泉鏡花賞受賞作家・南木佳士（なぎ・けいし）氏が、とことん「わたし」にこだわった、風変わりな山行記。芥川賞受賞の翌年に心身を病み、山歩きで新境地を得た作家兼医師が、「山」と出合い、ひらかれてゆく「こころ」と「からだ」の記憶。これまでにない山の記です。
作家という立場から記された希有な山行記であり、南木佳士ファン、一般文芸愛読者のみならず、広く登山愛好者にもお読みいただきたい、山を素材とした文学の新たな名作です。
■「こころ」と「からだ」の再生……そこに山があった。
著者・南木佳士氏は、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞後、医業と作家業を兼ねる過酷な日々のなかで、突然、パニック症候群におそわれ、やがてうつ病を発症します。生きることでせいいっぱいだった苛烈な日々をおくるなかで「阿弥陀堂だより」などの名作を発表しますが、心身の不調は、依然、回復の兆しを見せません。しかし、10年ほど前のある日、偶然「山」と出会い、それまで感じたことのない「快」を感じ、以降、今日に至るまで、地元信州の山々を中心に多くの山行を重ねます。
それらの記憶は小説やエッセイで作品化され、2008年に発表された『草すべり その他の短篇』（文藝春秋）では、泉鏡花賞を受賞、翌年、同作品で芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞しました。
本書は、南木氏が2008年以降に登った、北アルプス・笠ヶ岳から槍ヶ岳、浅間山、南アルプス白峰三山などの山行経験をもとに、著者初の試みである紀行文＝山行記というスタイルで記された、はじめての紀行文集となります。
■『山と溪谷』掲載の三篇に、書き下ろし一篇を加えて再構成！
本書は、月刊山岳雑誌『山と溪谷』（山と溪谷社）に、3度にわたり発表され（2008年12月号・2010年1月号・2011年1月号）、多くの読者の共感を得た北アルプス・浅間山・南アルプスの山行記三編に、山を下りてから去来するさまざまな想念をつづった一篇を加えました。
巻末には、作品関連略図が付いているので、登山コースに不案内な方でも無理なく読めます。
カバーは、版画家・造形作家の木村繁之氏が、本作品のために制作した陶彫刻作品です。
■著者 南木佳士氏について
南木佳士 なぎ・けいし1951年、群馬県生まれ。作家・医師。1981年、難民救援医療日本チームに参加してタイ・カンボジア国境に赴き、同地で「破水」の文學界新人賞受賞を知る。1989年、「ダイヤモンドダスト」で第100回芥川賞受賞。2008年には山登りを素材とした『草すべり その他の短篇』（文藝春秋）で第36回泉鏡花文学賞、2009年に第59回芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞。おもな著書に『冬物語』『阿弥陀堂だより』『医学生』『急な青空』『海へ』『冬の水練』『からだのままに』『トラや』（すべて文春文庫）ほか。
■本書について
書名： 『山行記』
著者： 南木佳士
価格： 1，575円（税込）
体裁： 四六判簡易フランス装224ページ
発売日： 2011年3月18日
ISBN： 978-4-635-32003-0
■本書のための特設ページ
「山行記」紹介のための特設ページを、山と溪谷社ホームページ内に設置
（3月下旬公開予定）
URL： http://special.yamakei.co.jp/sankouki/
■目次
ためらいの笠ヶ岳から槍ヶ岳
何度でも浅間山
つれられて白峰三山
山を下りてから（書き下ろし作品）
■月刊誌『山と溪谷』について
1930年の創刊以来現在まで、80年にわたり登山界のオピニオン・リーダーとして、国内外の登山・山岳情報を発信。最新の登山情報から歴史的記事、読みものなど、幅広い内容で登山者の支持を得つづけています。
■山と溪谷社について http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。
■インプレスグループについて http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：関本 彰大、証券コード：東証1部9479）を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ＋サービスを提供するメディア事業を展開しています。
■ご購入に関するお問い合わせ先
山と溪谷社 カスタマーセンター
TEL03-5275-9064 （営業時間 10:00-12:00 、13:00-17:30、土・日・祝祭日を除く）
http://www.yamakei.co.jp/
■本リリースについてのお問い合わせ先
株式会社山と溪谷社
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-3 日本ビル8F
山岳自然図書出版部 TEL03-6744-1912 メールinfo@yamakei.co.jp
