インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役関本彰大)と、同社が2010年に設立した日本山岳遺産基金では、11月3日「第2回 日本山岳遺産サミット」を開催し、2011年度の日本山岳遺産認定地を発表した。


■全国から寄せられた8カ所の候補地から、2カ所を日本山岳遺産として認定

日本山岳遺産基金では、全国から寄せられた8カ所の山岳遺産の候補地から、同基金のアドバイザリーボード4名の意見を参考に、2カ所の日本山岳遺産を認定し、11月3日(木・祝)に東京・銀座の時事通信ホールにて開催した「第2回 日本山岳遺産サミット」で発表した。

2011年度日本山岳遺産認定地、および支援団体は以下のとおり。
① 早池峰山(岩手県花巻市・遠野市・宮古市)/早池峰にゴミは似合わない実行委員会
② 九州中央山地五家荘エリア(熊本県八代市)/泉・五家荘登山道整備プロジェクト
250名の参加者を集めた日本山岳遺産サミットでは、上記2団体の代表者から、それぞれの山域の特徴、抱えている問題点や、これまでの活動に関しての発表が行われた。
同基金では、支援団体に対し助成金を拠出し、広報支援などを行なっていく。

日本山岳遺産サミットで、日本山岳遺産地の認定を受ける2団体の代表者(中央2名)



■三浦雄一郎氏・豪太氏の講演会を同時開催。第2回日本山岳遺産サミットは盛大に終了

第2回日本山岳遺産サミットでは、世界的スキーヤーで登山家の三浦雄一郎氏と、その次男であり、本年の日本山岳遺産基金の活動にも参加した三浦豪太氏を招いた講演会も実施した。2013年に80歳で3度目のエベレスト登頂をめざす雄一郎氏は「家族の絆を深める山登り」、豪太氏は、「ミウラ・ドルフィンズ東日本大震災復興支援プロジェクト報告」という内容で講演を行った。
講演会の直前には、三浦雄一郎氏の「エベレストプロジェクト2013」に向けた貴重な映像も公開され、集まった250名の参加者の関心を集めた。
 
講演会のあと、参加者からの質問に答える三浦豪太氏(左)と三浦雄一郎氏(右)



■日本山岳遺産基金とは

「日本山岳遺産基金」は、山と溪谷社が2010年、創業80周年を記念して設立した基金。
日本の山岳自然環境・文化を再発見し、それらの保全と地域の活性化、安全登山に資するための活動を支援する。さらに、山を知る行為としての「登山」が、次世代を担う青少年の生きる力を養い、自然環境への正しい理解の助けとなることを認識し、そのような次世代の育成を目的とした活動を行う自治体や団体を支援する。

●支援活動
①次世代育成活動
②山岳環境保全活動
③安全登山啓発活動
http://sangakuisan.yamakei.co.jp/



■山と溪谷社について http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。


■インプレスグループについて http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部 9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「医療」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。


■本リリースについてのお問い合わせ先

株式会社山と溪谷社
〒102-0073 東京都千代田区九段北3-2-11 住友不動産九段北ビル8F
日本山岳遺産基金 事務局 TEL03-6744-1911 メール: info@yamakei.co.jp