インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)と同社が運営する日本山岳遺産基金は、北アルプス三県合同山岳遭難防止対策連絡会議が主催する「北アルプス安全登山アピールin東京」を後援します。
■北アルプスの山岳遭難を減らすために
昨年の北アルプスにおける山岳遭難事故は332件、遭難者は387人と、過去最高を記録しました。そのため、北アルプスを取り巻く関係機関の集まりである「北アルプス三県合同山岳遭難防止対策連絡会議」では、この7月1日から8月31日までの2ヶ月間を「山岳遭難防止対策強化月間」と位置付け、各種キャンペーン等を通じて安全登山を呼びかけます。なかでも北アルプスでの全遭難者中約4割が首都圏居住者であるという現状から、東京での広報啓発活動「北アルプス安全登山アピールin東京」を実施することになりました。
今回、山と溪谷社と日本山岳遺産基金がこのイベント企画・運営を協力します。
■山岳救助隊員のリアルな遭難事例紹介とアドバイス
イベントでは、長野、富山、岐阜の各県警察の山岳警備隊・救助隊から、現場で救助活動に当たっている隊員が登壇しての講演会が中心。実際に起こった遭難事例を紹介し、現場の状況をリアルにお話しします。そして、遭難しないためのコツや、遭難したときの救助要請方法などを伝授します。また、登山の月刊誌『山と溪谷』編集長も参加して、安全登山の実践について語り合います。
■参加者を北アルプス安全登山大使に
参加者には、北アルプスの遭難事例を地図に落とした「北アルプス登山マップ」(B2判)や日本山岳遺産基金が製作した「山岳遭難ピンチカード」(ユポ紙製)をお渡しして、遭難防止にご活用いただきます。また、「北アルプス安全登山大使」の特製缶バッチも差し上げます(予定)。夏山シーズンに向けて、自分自身の安全登山だけではなく、広く山仲間たちへの「遭難防止」をアピールしていただきます。
■開催概要
開催日時:2014年7月5日(土)14時~17時
会場:インプレスグループ市ヶ谷セミナールーム
住所:東京都新宿区市谷本村町1-1 住友市ヶ谷ビル9階
アクセス:市ヶ谷駅(JR総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営線新宿線)徒歩4分
プログラム(予定):
①Part1 2013年の北アルプスの遭難事例に学ぶ
~北アルプス山岳救助隊員からの山岳遭難事例報告
②Par2 トークセッション 山岳遭難を減らすために登山者ができること
~月刊誌『山と溪谷』編集長が山岳救助隊員からお話しをお伺いします。
③Part3 安全登山の実践講座
~安全登山のテクニック、登山届の書き方、救助要請方法など、山岳救助隊員から学びます。
参加費:無料
参加資格:登山レベルを問わず、この夏、北アルプス登山を考えている人。
募集人数:80人
応募方法:・参加申し込みは、下記サイト応募フォームで申し込む。
・6月13日(金)11:00~(先着順で、定員に達ししだい募集を終了)。
*1回の応募につき、お一人のみお申込み可能です。
応募フォームURL https://www.yamakei-online.com/secure/form_kita_a_anzen.php
【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。
【日本山岳遺産基金】http://sangakuisan.yamakei.co.jp/
山と溪谷社が、日本の山岳自然環境保全、次世代育成、安全登山の啓発を目的に、2010年に設立した任意団体。山岳地でのゴミ拾い、マナーアップの呼びかけ活動や、青少年登山への支援を行うとともに、日本各地の山を日本山岳遺産認定し、その山で上記の目的に沿った活動をしている団体に助成金を拠出しています。
【インプレスグループ】http://impress.jp/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
以上
【本リリースについてのお問い合わせ先】
株式会社山と溪谷社 日本山岳遺産基金 神谷
〒102-0073 東京都千代田区九段北3-2-11 住友不動産九段北ビル8階
TEL03-6744-1900(代) メールkikin_info@yamakei.co.jp