インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)は、6月5日に『山怪 山人が語る不思議な話』(田中康弘 著)を刊行しました。
本書は、著者の田中康弘氏が、交流のある秋田・阿仁のマタギたちや、各地の猟師、山で働き暮らす人びとからから、実話として聞いた山の奇妙な体験談を多数収録。話者が自分で経験したこととして語る物語は、リアリティがあり、かつとらえどころのない山の裏側の世界を垣間見させてくれます。創作怪談とは異なる、現代版遠野物語ともいえるフィールドワークの成果です。
カバー装画は、日本の小口木版画の第一人者である柄澤齊氏のオリジナル作品で、「山怪」の世界観を表現しています。装丁も美しく、陳腐な怪談本とは一線を画しています。
You Tubeに、ダイジェスト版、執筆動機編、著者による朗読などのプロモーション動画をアップしております。
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『山怪 山人が語る不思議な話』
田中康弘 著
2015年6月5日刊行
四六版ソフトカバー 256ページ 定価:本体1200円+税 ISBN978-4-635-32004-7
電子版 基準価格:本体960円+税
【目次】
はじめに
Ⅰ 阿仁マタギの山 狐火があふれる地/なぜか全裸で/楽しい夜店/生臭いものが好き/狐の復讐/見える人と見えない人/狸は音だけで満足する/消えた青い池/人魂、狐火、勝新太郎/親友の気配/辿り着かない道/蛇と山の不思議な関係/汚れた御札/マタギの臨死体験/叫ぶ者/白銀の怪物
Ⅱ 異界への扉 狐と神隠し/不死身の白鹿/来たのは誰だ/もう一人いる/道の向こうに/響き渡る絶叫/僕はここにいる/謎の山盛りご飯/山塊に蠢くもの/鶴岡市朝日地区/出羽三山/鷹匠の体験/奈良県山中・吉野町/ツチノコは跳びはねる/足の無い人/巨大すぎる狐火/山から出られない/行者の忠告
Ⅲ タマシイとの邂逅 帰らない人/死者の微笑み/迎えに来る者/ナビの策略/椎葉村にて/テントの周りには/幻の白い山/なぜか左右が逆になる/不気味な訪問者/天川村の事件/帰ってくる人/固まる爺婆/お寺とタマシイ/飛ぶ女/帰ってくる大蛇/呼ぶ人、来る人/狐憑き/真夜中の石臼/狐火になった男
おわりに
田中康弘 たなか・やすひろ
1959年、長崎県佐世保市生まれ。礼文島から西表島までの日本全国を放浪取材するフリーランスカメラマン。農林水産業の現場、特にマタギ等の狩猟に関する取材多数。
著作に『マタギ 矛盾なき労働と食文化』『女猟師』『マタギとは山の恵みをいただく者なり』『日本人はどんな肉を喰ってきたのか?』(いずれもエイ出版社)がある。
【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
以上
【本リリースについてのお問い合わせ先】
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