インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)は、6月19日に『香料商が語る東西香り秘話』を刊行します。

 本書は、香料商として長年働いてきた著者が語る、古今東西の香りの世界の話です。
 フランスで鼻(né)と呼ばれる調香師たち、その香水創りの妙。薬酒からはじまった、香水の歴史。人類とローズが辿った長い道のり。香料商発祥の地、グラースの花畑案内。8世紀のバクダッド市場に満ちていた香り。江戸時代の日本にペリーがもたらした香水の話、そして日本人の香り感覚。あちこちを辿りながら、香りの世界をご案内します。
 ヨーロッパはフランスに始まる香料商の歴史、そして原料調達の役割を担ったアラブの商人たち、そして縄文時代にはじまる日本の香り。香りの世界を覗いてみたいあなたにお薦めの一冊です。

6月19日刊行
【ヤマケイ新書】 香料商が語る東西香り秘話
相良嘉美著 /236頁/定価:本体880円+税

【目次】
第1章 香りの世界に生きる人々

第2章 香水の軌跡

第3章 魅惑のローズ史

第4章 香りの原料

第5章 香料商のはじまり――ならず者たち

第6章 日本人の香り

第7章 香料商の未来――食品と化粧品

【著者プロフィール】
 相良嘉美(さがらよしみ)
 1938年佐賀県に生まれる。東京大学文学部英文科卒。長谷川香料(株)に47年間勤務。最初の17年間は香料の輸出担当(貿易部長など)。その間約70回の海外出張。教育部長を経て(その間に「放送大学教養学部発達と教育専攻」卒業)、最後の17年間は理事・広報室長、および香料技術情報誌「HASEGAWA LETTER」編集長。その間約60回の海外取材。2010年退職、SAGAl'arome代表として香りの文化を伝える活動を行う。著書に『香りを旅する』(私家版、国立国会図書館・その他公立図書館等に配本)、『故郷、緑なれ―佐賀発、香りで街おこし』(フレグランスジャーナル社)がある。

【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。

以上

【本リリースについてのお問い合わせ先】
株式会社山と溪谷社 担当:藤盛
〒102-0073 東京都千代田区神田神保町1丁目105番地 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1911  メールinfo@yamakei.co.jp