インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手掛ける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、『スヌーパー 君がいた40日 〜避難所の小学校で起こった小さな奇跡〜』を刊行いたします。
未曽有の災害といわれた東日本大震災。今年3月11日で9年目を迎えようとしています。
この度出版される、『スヌーパー 君がいた40日 〜避難所の小学校で起こった小さな奇跡〜』 (丹由美子・著/山と溪谷社刊) は、この震災に巻き込まれた犬をめぐるドラマに迫ったドキュメンタリーです。
自宅で津波にのまれながらも避難所の小学校にたどり着いたゴールデン・レトリーバーのスヌーパーは、絶望と苦境に立たされた人びとの心の支えでした。その40日間にどのようなやりとりが行なわれ、命をつなぐことができたのか。今日を生き、明日に希望を託すことができたのか。数年にわたる取材を通してまとめました。
災害に見舞われたとき、ペットの命を守るために「同行避難」が推奨されています。ところが、近年の熊本地震なども含め、非常に大きな問題を抱えています。なぜ、スヌーパーの「同行避難」は可能だったのか、そして飼い主として、あるいはボランティアとして、どうすればいいのか。そのヒントがこの本の中では綴られています。
本書のテーマはそれだけではありません。家族との絆、しつけを通じて犬を育てることの大切さ、ギリギリの状況で信頼を得るためにはどうすればいいか。スヌーパーという一頭の犬の姿を通して、小さな奇跡が重なったことで、避難先の狭い教室が笑いと安心の場に変わっていく様は、偶然ではなく必然だったのだと感じさせる「真実の物語」。家庭犬のしつけと、そのしつけ役の社会的役割の重要性も含め、災害に備えてぜひ読んでおきたい一冊です。
●著者
丹 由美子(たん・ゆみこ)
フリーの編集・ライター。実用書系の出版社に入社後、独立。犬や猫の写真集、実用書の編集・執筆を中心に幅広く活躍している。東日本大震災当時は早期に石巻入りし、「あべ動物病院」の阿部俊範獣医師、阿部容子先生を通じてたくさんの被災した動物たちと飼い主に出会う。なかでもゴールデン・レトリーバーのスヌーパーが地震と津波を生き延び、人と一緒に40 日間の避難所生活を送った話に感動し、数年来、取材を続けてきた。著書に『わんちゃんを探せ!』(ネコ・パブリッシング)、『イヌの言葉がわかる本』(経済界)、『ワンちゃんトラブル相談室』(山と溪谷社)ほか。
●章構成
プロローグ…………6
1章 スヌーパーとの出会い…………9
2章 津波の恐ろしさ…………59
3章 同行避難の現実…………97
4章 スヌーパーがいたから…………123
5章 命のカウントダウン…………143
石巻の災害動物医療の現場から あべ動物病院 阿部俊範・阿部容子……154
エピローグ………158
●書籍情報
刊 行:2019年3月2日
定 価:本体1200円+税
体 裁:四六版(上製)160ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4635330761
https://books.rakuten.co.jp/rb/15762972/
他オンライン書店および全国の書店にて販売いたします。
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
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株式会社山と溪谷社 担当:岡山泰史
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