インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手掛ける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、小川原辰雄著『人を襲うハチ 4482件の事例からの報告』を刊行しました。

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自然界で最も危険な生き物

 スズメバチによる死亡事故は毎年20人前後といわれ、クマや毒ヘビの被害をはるかに上回ります。自然界においてハチは、最も危険な野生生物であることはあまり知られていません。野山だけではなく、近年は都会でもスズメバチが増えており、ハチの被害はどこでも、誰でも、起こりうる身近な事故になっています。
 本書ではハチ被害のドキュメント取材と、4482件の症例を通して、ハチの事故で亡くなる人を少しでも減らすためにできる対策を解説しています。

アウトドアでのハチ刺し症へのリスクを下げる11の方法

 近年では登山、ハイキング、BBQ、キャンプなど、アウトドアの志向が高まると同時に、ハチに出逢う機会も多くなってきています。特にスズメバチ類が活発になるのは7〜9月であり、アウトドアシーズンと重複します。本書では「黒い服を避ける」「野外では甘い匂いのする清涼飲料水を飲まない」など、ハチに刺されないための一般的な心得も紹介しています。

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ハチは目を刺そうとしてくる?

 刺されないためには、刺すハチの種類や生態を知ることも大事です。本書では日本にいるスズメバチ類とアシナガバチ類の生態を詳しく紹介しています。また「ハチが目を刺そうとしてくるのは、ヒトやクマなど太古の昔から自分たちの天敵である大型哺乳類の最大の弱点であるため」など興味深いハチの生態とともに、ハチから身を守る手段を丁寧に解説しています。

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間違いだらけの民間療法

 ハチに刺された場合には「アンモニアで洗う」「ハチ入りの焼酎で洗う」など、昔からハチ刺されに効くといわれる民間療法が行なわれているケースもあります。しかし、その多くは確実な効果は期待できず、かえって刺傷部から細菌が入るなどのマイナス効果となる場合さえあるのです。本書ではハチに刺された場合の正しい自己処置を紹介。最低限の応急処置の知識を身に着けることで、ハチ刺し症の重篤化を防ぎ、命を救うために何をすべきで何をすべきではないかを明確にしています。

著者

 著者の小川原辰雄先生(医学博士)は、長野県青木村に医師として着任して以来、「ハチ刺し症」問題に数十年間取り組む。地域医療の現場で数多くの人命を救うと共に、治療法の確立や普及に尽力してきた。本作品はその集大成とも言えるものである。著書に「身近な危険ハチ刺し症」「地域医療序説」他。2019年2月逝去。

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章構成

はじめに …………12

序章 ドキュメント・ハチ刺し症被害の現場 …………15

第1章 身近な危険・ハチ刺し症 …………39

第2章 ハチの危険を知る …………61

第3章 生命の危機・アナフィラキシーショック …………113

第4章 ハチの巣の不思議 …………137

第5章 ハチに刺されないために …………155

第6章 ハチとの共生を目指して …………173

ハチとの再会 あとがきに代えて …………194

書籍情報

書名:人を襲うハチ 4482件の事例からの報告

著者名:小川原 辰雄(生態写真・栗田貞多男)

定価:1600円+税

頁数:200ページ

ISBN: 9784635230100

発売日:2019年6月1日

発行所:山と溪谷社

【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「旅・鉄道」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:岡山泰史・手塚海香
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