インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、2021年8月13日、日本で初めてのヤマビルの書籍『ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記』を刊行いたしました。

■日本で初めてのヤマビルの本!
 ヒルの宝庫、三重県鈴鹿山脈の麓で、誰もが嫌う吸血生物ヤマビルの生態を、計り知れない好奇心と科学的探究心とともに日夜研究している小中学生がいます。彼らの名は「子どもヤマビル研究会」。2011年からメンバーが入れ替わりながら続く彼らの研究は、「ヒルが木から落ちてくる」というこれまで登山者や釣り人がもっていた常識を覆す発見など、知られざる嫌われ者の正体に迫る数々の研究をしています。本書は、そんな彼らの研究の軌跡と結果をまとめた読み物です。

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『ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記』
樋口大良+子どもヤマビル研究会著
定価1430円(本体1300円+税10%)
四六判304ページ/オール1色
https://www.yamakei.co.jp/products/2821063080.html

■章立て
第1章 ヒルとの出会い
第2章 ヒルの弱点を突き止めろ
第3章 ヒルは木から落ちてくるのか?
第4章 いざ、解剖だ
第5章 実験材料を確保せよ
第6章 ヒルはどうやって拡がるか
第7章 吸血鬼ヤマビルの正体

■子どもたちが取り組んだヒルの謎
・ヒルに塩。どれぐらいの濃度の塩水でヒルを撃退できるのか?
・ヒルは何に反応して人に寄ってくるのか?
・ヒルは本当に木から落ちてくるのか?
・ヒルは足下からどれぐらいの時間で首まで上がってくるのか?
・ヒルは本当にシカと一緒に分布を拡大してるのか?
・ヒルの皮膚は、何キロの引っ張りまで耐えられるのか?
・ヒルは本当に生き血しか吸わないのか?
……などなど、すべて子どもたちが観察と実験によって解き明かします!

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[写真]左/ヒルは本当に木から落ちてくるのか? 右上/ヒルが何分で首まで上がってくるのか?室内で実験した。 右下/こんなところまで上がってきた!
*本書の中身ではすべてモノクロ写真です。

■ヤマビルとは
 北海道を除くほとんどの都道府県に分布する吸血性の環形動物。一説では、各地で分布を広げるシカやイノシシとあわせて分布を拡大しているという。吸血による寄生虫や感染症の報告はないが、不快生物として、登山者を始め釣り人や里に住む人々から嫌われている。

■著者
樋口大良(ひぐち・だいりょう)
子どもヤマビル研究会のコーディネーターとして活動。元々は小学校の教師で、定年後に研究会を立ち上げ、子どもたちと一緒にヤマビルの研究をしている。
子どもヤマビル研究会のブログ https://ameblo.jp/hiruken2bcqwd5y/

 


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1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

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株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上
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