インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、ヤマケイ文庫『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』(松原始/著)を刊行いたしました。

20221118_karasu_01.jpg

◎宮部みゆき氏(読売新聞2020年10月18日書評より)
「本書は、動物行動学の入門書として楽しく、新鮮なびっくりもいっぱいだ。」

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」、読売新聞、東京新聞、週刊現代など、各メディアで絶賛された一冊が文庫になりました。

かわいい、怖い、賢い、頭が悪い、汚い、ずるい――人間が動物たちに抱いているイメージは果たして本当か? カラスの研究者である著者が動物行動学の視点から、さまざまな動物たちにつきまとう「誤解」をときあかしていきます。

カモメはカラスと同じ、ゴミ漁りの常習犯。
一匹狼は、孤独を好んでいるわけじゃない。
ハゲタカは、ハゲだから清潔に生きられるのだ!

真剣で切実で、ちょっと適当だったりもする彼らの真の生きざまが見えてきます。
文庫化にあたり、書き下ろしの原稿とイラストを収録。

20221118_karasu_02.jpg20221118_karasu_03.jpg20221118_karasu_04.jpg20221118_karasu_05.jpg

●内容
PART1 見た目の誤解 
1.「かわいい」と「怖い」カモメはカラスと同じ、ゴミ漁りの常習犯
2.「美しい」と「醜い」ハゲタカはハゲだから清潔に生きられるのだ
3.「きれい」と「汚い」チヨウは花だけじゃなく糞にもとまる

PART2 性格の誤解 
4.「賢い」と「頭が悪い」胸像認知できるハトとできないカラス、賢いのはどっち?
5.「やさしい」と「ずるい」カッコウの托卵は信じられないほどリスキー
6.「怠けもの」と「働きもの」ナマケモノは背中でせっせとコケを育てている
7.「強い」と「弱い」コウモリの飛行能力は戦闘機並みに高い

PART3 生き方の誤解 
8.「群れる」と「孤独」一匹狼は孤独を好んでいるわけじゃない
9.「亭主関白」と「恐妻家」ライオンのオスはトロフィー・ハズバンド
10.「子煩悩」と「放任主義」カラスの夫婦だって子育てに苦労する

〔文庫版書き下ろし〕
学者だからってホニャララだと思うなよ ~研究者そして科学の誤解


イラストレーション/木原未沙紀、ブックデザイン/高柳雅人

 

●著者略歴
松原始(まつばら・はじめ)
1969年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。専門は動物行動学。東京大学総合研究博物館・特任准教授。研究テーマはカラスの行動と進化。
著書に『カラスの教科書』『カラス屋の双眼鏡』『鳥マニアックス』『カラスは飼えるか』など。
「カラスは追い払われ、カモメは餌をもらえる」ことに理不尽を感じながら、カラスを観察したり博物館で仕事をしたりしている。

●書誌データ
書名:ヤマケイ文庫『カラスはずる賢い、ハトは頭が悪い、サメは狂暴、イルカは温厚って本当か?』
著者:松原始
発売日:2022年11月17日
定価:990円(本体900円+税10%)
352ページ/文庫判/1色刷
https://www.yamakei.co.jp/products/2822049560.html

 

【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。
さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
________________________________________

【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:綿
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900  E-mail: info@yamakei.co.jp
https://www.yamakei.co.jp/