インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)は、2023年5月にローンチしたウェブメディア『山と溪谷オンライン(https://www.yamakei-online.com/)』のAI自動翻訳によるコンテンツの多言語配信を2024年5月から開始しました。
AI自動翻訳による多言語配信の対象コンテンツは『山と溪谷オンライン』の読みもの(記事)やニュース、国内の山岳データベースで、ログインした会員が利用できるコンテンツやサービス、登山地図で登山計画を立てる「ヤマタイム」はAI自動翻訳対象外となります。また、AI自動翻訳で読むことのできる言語は、英語、韓国語、繁体字、簡体字で、5月から英語による配信を開始し、2024年夏〜秋にかけて韓国語、簡体字、繁体字にも順次対応する予定です。
左/トップページ 右/記事詳細ページ(いずれもAI翻訳後の英語版ページイメージ)
環境省によると、2017年に日本の国立公園を訪れた訪日外国人の数は約600万人に上り、2017年以降も外国人の訪問者数は堅調に推移していました。その後、2020年〜2023年のコロナ禍を経て、入国制限が撤廃された2023年GW以降は訪日外国人が再び増加。今年は円安を背景に、富士山や日本アルプス等の人気山岳エリアをはじめ、熊野古道や中山道など各地の「歴史の道」にも訪日外国人旅行者たちの熱い視線が集まっています。
一方、海外からの旅行者が日本国内の山岳観光や登山に目を向け始めたことで、山の現場では、外国人登山者の「情報不足・認識不足」という新たな課題が出ています。
「コロナ禍が明けた去年は、外国からの登山客が表銀座にも多数訪れました。ただ、情報源がSNSだと、きれいな写真だけを見ていて、日本の山の状況や注意点などが伝わっていないと感じます」(燕山荘グループ・赤沼健至さん、山と溪谷オンライン記事「インバウンド回復で急増する外国人登山者。安全な登山情報の周知に課題」より)
山小屋関係者によると、残雪が豊富に残る6月の北アルプスで、アイゼンなどの歩行装備を持たない軽装の外国人登山者が多数見られると言います。憧れが先行し、安全登山に必要な情報が十分に届いていないと考えられます。情報不足という課題解決には、現場での注意喚起とともに、日本の山岳環境や日本アルプス、富士山といった人気山岳エリアの、多言語による登山情報の配信・発信が必要です。
『山と溪谷オンライン』では、姉妹サイトとして運営している英語による登山情報提供サイト『HIKES in JAPAN(https://hikesinjapan.yamakei-online.com/)』に加え、山の最新情報や話題を日々更新している『山と溪谷オンライン』の多言語化により、訪日外国人に向けた登山情報の発信量を増やし、外国人登山者の安全登山に寄与していきます。
●山と溪谷オンライン〈AI翻訳・英語版サイト〉
https://www.yamakei-online.com/?lang=en
※英語閲覧から日本語閲覧に戻す際は、サイト下部にあるボタンで言語の切り替えを行なってください
※人工知能を活用したAI(機械)自動翻訳のため、訳もれや翻訳にぎこちなさが残る場合がございます
【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心とした山岳・自然科学・アウトドア・ライフスタイル・健康関連の出版事業のほか、ネットメディア・サービスを展開しています。
さらに、登山やアウトドアをテーマに、企業や自治体と共に地域の活性化をめざすソリューション事業にも取り組んでいます。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
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【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:山本・早川
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TEL03-6744-1900 E-mail: info@yamakei.co.jp
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