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●特集: 今年の山をどう登る？スキルアップに役立つ 山の新常識2017
2016年を振り返り、2017年の登山を語る。いま登山者や登山業界でどのようなトピックスやテーマが話題になっているのか。特集では「安全」「カラダ」「道具」「登山者」の4つのテーマでそれぞれの具体的な論点、話題を掘り下げる。「山の遭難者の増加」は社会問題でもあるが、背景として遭難者の「体力不足」が指摘される。体力の衰えを自覚せず実力以上の山に登ろうとする登山者が多いという現実もある。登山はとてもハードなスポーツという事実認識が、多くの中高年登山者に欠落しているのでは。トレーニングをしているつもりでも、無駄なトレーニングの繰り返しで、かえってカラダを壊す、体力増強にならない、という方もたくさんいる。本特集には、私たち登山者が安全に快適に登山を続けるための最新ヒントが満載。
2017年、自分の登山を見直し、新しい道具、新しい技術、新しい目標を見つけ安全に登山を続けよう。

○登山をとりまく今の話題
テーマ1 安全 ・キーワード:遭難増加の原因は登山者の意識不足にあり ・トピックス:ベテラン登山者やガイドツアーでの油断に注意、後を絶たない道迷い遭難、トレイルランでの事故増加、体力不足・体調不良登山者の危険、命運を分ける単独行とパーティ登山の差、登山届義務化とプライバシーの保護、野生生物の襲撃と対策

テーマ2 カラダ・キーワード:体力不足、客観的な把握がカギ ・トピックス:METs、山のグレーディング、コース定数、〝主観から客観〟の動きに注目、心拍計の活用で心肺機能アップ、病と向き合いながらの山登り、歳を重ねても山に登るために、登山に生かすトレーニング

テーマ3 道具・キーワード:かゆい所に手が届く道具の拡充 ・トピックス:ニーズに応え、細分化していく道具、登山の目的に合わせて素材の選択を、軽量化が生み出す登山のおもしろさ、デジタルガジェットが安全性を高める

テーマ4 登山者・キーワード:イマドキ登山者が抱える、行き場のない悩み ・トピックス:今や普通!? SNSを利用した山仲間づくり、いきなり槍穂！経験を飛び越えた登山の実施、登山者の向上心を受けとめられない登山界、周囲の理解を得るためのイマドキ登山者の工夫、何がわからないかわからないイマドキ登山者

●第2特集:年末年始は山へ
　「山小屋で年越し」「初日の出の山」「初詣＋登山」の3テーマで、年末年始ならではの山の楽しみ方を提案。
テーマ① 山小屋で年越し・ルポ:標高2720m。厳寒の稜線、南八ヶ岳・赤岳天望荘で年を越す・ガイド:エリア別 年越し山小屋＆山ガイド

テーマ② 初日の出の山・ルポ:標高2017m！　東京都最高峰・雲取山で迎える初日の出・ガイド:福島・鹿狼山、山梨・竜ヶ岳、和歌山・重畳山、鹿児島・開聞岳、茨城・筑波山、東京・御岳山と日の出山、静岡・葛城山、兵庫・摩耶山

テーマ③ 初詣＋登山・ルポ:関西一の初詣者数。伏見稲荷、八坂神社をつなぐトレイルハイク・ガイド:東京・薬王院＋高尾山、埼玉・子ノ権現＋伊豆ヶ岳、神奈川・大山阿夫利神社＋大山、愛知・砥鹿神社＋本宮山、大阪・葛城神社＋金剛山、奈良・圓教寺＋写山、兵庫・厳島神社＋宮島弥山、福岡・竈門神社＋宝満山

●追悼　田部井淳子さん
●海外紀行　フランス・スペイン国境「ピレネー山脈」を歩く
●2016年『山と溪谷』年間総目次
●別冊付録 山の便利帳2017　
※読者全員に「山の便利帳2017デジタル版」プレゼント （期間限定 2017年1月31日まで）

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お詫びと訂正

※本『山と溪谷2017年1月号』P21のに記載の情報に以下の誤りがありました。
ご迷惑おかけしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。
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・2016年度の日本山岳遺産認定地、嘉穂アルプス（福岡県）の認定団体名は「嘉穂三山愛会」です。