著者 | 秋山 正子著 |
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発売日 | 2020.10.17発売 |
基準価格 | 1,287円(本体1,170円+税10%) |
病を抱えたときの医療との付き合い方、つらいときの心の持ち方、圧倒的な命の輝き。
在宅ホスピスケアと訪問介護で多くの病む人に寄り添ってきた看護師からの言葉の贈り物。
長年、訪問看護でケアにあたってきた終末期の方、2016年からは「マギーズ東京」に集うがん患者の方と接した経験とエピソードを紹介しながら、つらいときの心の持ち方、医療との付き合い方、圧倒的な命の輝きについて語る。
品種 | 電子書籍 |
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商品ID | 2820121061 |
ページ数 | 240 |
病を抱えたときの医療との付き合い方、つらいときの心の持ち方、圧倒的な命の輝き。
在宅ホスピスケアと訪問看護で多くの病む人に寄り添ってきた看護師からの言葉の贈り物。
室井佑月氏(作家)
「どんな最後を迎えるのかと本気で考えるときは、一生懸命生きているときだ。それが最高であるといい。プロである秋山さんの話を聞こう。」
西智弘氏(緩和ケア医)
「病を抱えて生きていく孤独に苛まれそうになったとき、あなたの先を生きた人たちの声に耳を傾けてほしい。」
今や2人に1人ががんになる時代。
かつて「死の病」と言われたがんも「長くつき合う病」に変わりつつあるなか、これから多くの人が、がんを抱えながら自分らしく生きていくときに大切なこととは?
著者の秋山正子さんは、第47回フローレンス・ナイチンゲール記章を受章。
「どんな人の中にも、人生を自分自身で歩いていく力が眠っている」、
「人というのは、死の間際まで力強く輝いていている」と語る。
長年、訪問看護でケアにあたってきた終末期の方、2016年からは「マギーズ東京」に集うがん患者の方と接した経験とエピソードを紹介しながら、つらいときの心の持ち方、医療との付き合い方、圧倒的な命の輝きについて語る。
がんの当事者の方、家族や友人ががんを抱えている方のほか、自分らしく生きたいと願うすべての人へ、人生を丸ごと抱きしめて生きる言葉の贈り物。
【本書の内容】
第1章 終わりから、始める。
人生の最後を迎えたときになお、周りを笑わせてくれた人
日々の小さな幸せを見つけて果たしていった人
ひとりで逝くことを選んで、旅立った人
100人いれば、100通りの喜びと輝きがあります
第2章 病院や医師とのつきあい方
病を得たとしても「あなたが、あなたであること」に変わりはありません
診察結果は、「耳4つ」で聞きましょう
信頼できる相談相手が、病を乗り切るための支えになります
正しい情報へのアクセスから、スムーズな治療が始まります
医師の立場を理解しておくと、心に余裕が生まれます
あなたの体は、あなたが主役です
治療の窓口になってくれる「かかりつけ医」をもちましょう
第3章 不安から自分を取り戻す
大きな不安に襲われても、必ず抜け出せるときが来ます
「そういえば」と過去を振り返れたとき、人は前進できます
何気ない雑談を通して、心はゆっくり開いていきます
安心できる空間が、生きる力を思い出させてくれます
人生の試練は、人間関係の見直しという「ギフト」を与えてくれます
第4章 「決める」ことがつらくなったら
試練は、自分の人生を見直すチャンスになります
「人生の棚卸し」をすると、大切にしたいことが定まります
「死ぬまでにやりたいことリスト」で自分を見つめ直してみましょう
治療を選ぶ主体者は、あなた自身です
でも、すべてをひとりで決める必要はありません
感情の波を受け入れると、決断する力が立ち上がります
「幸せのベースライン」は、自分自身で上げられます
第5章 親しい人が病になったとき
相手にとって、あなたにしかお願いできない役割があります
「でしゃばり過ぎないおせっかい」で相手を支えましょう
「万が一」について、大切な人と話しておきましょう
死別の悲しみは、新たな物語に書き換えることができます
最期のときも、工夫次第で「やりたいこと」ができます
第6章 死にゆくときを幸せに生きる
誰もが、自分のタイミングを選んで旅立たれます
人生の終幕には、その人なりの生き方が浮かび上がります
幸せは、他者が決められるものではありません
目の前の人との時間は、一期一会のかけがえのないものです
■著者紹介
秋山 正子(アキヤマ マサコ)
聖路加看護大学卒業後、関西にて臨床経験を積み、看護教育に従事。
1990年、実姉の末期がんでの看取りを経験後、1992年より東京新宿区で訪問看護に携わる。
病気を抱えた人の医療と生活をサポートする「暮らしの保健室」を開設し、今では全国50カ所に広がっている。
2016年、がん患者が気軽に立ち寄れる相談室「マギーズ東京」(イギリス発祥で世界中に広がりつつある施設)をオープン。
2019年、第47回フローレンス・ナイチンゲール賞受賞。
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