歩くという哲学

著者 フレデリック・グロ著 谷口 亜沙子訳
発売日 2025.02.18発売
販売価格 2,640円(本体2,400円+税10%)

世界を変えた思想や哲学、文学、詩は歩行から生まれた。
最高のアイデア、知性を生む様々な歩き方を偉人から学ぶ。

品種 書籍
商品ID 2823350020
ISBN 9784635350020
ページ数 304
判型 A5判

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商品詳細

世界中に影響を与え、世界を動かした思想家、哲学者、作家、詩人の思索の多くは、歩くことによって生まれてきました。
歩くことは、最もクリエイテブな行為なのです。
また素晴らしいアイデアを出す歩き方にも様々なものがあります。
歩くことは、単なる機械的な繰り返しの動作以上のものであり、自由の体験であり、緩慢さの練習であり、孤独と空想を味わい、宇宙空間に体を投じることでもあります。

著者のフレデリック・グロが、哲学的な瞑想の連続を読者とともに探索しながら、ギリシア哲学、ドイツ哲学と詩、フランス文学と詩、英文学、現代アメリカ文学等の、著名な文学者、思想家の歩き方について探求します。
ソクラテス、プラトン、ニーチェ、ランボー、ボードレール、ルソー、ソロー、カント、ヘルダーリン、キルケゴール、ワーズワース、プルースト、ネルヴァル、ケルアック、マッカーシーらにとって、歩くことはスポーツではなく、趣味や娯楽でもなく、芸術であり、精神の鍛練、禁欲的な修行でした。
また、ガンジー、キング牧師をはじめ、世界を動かした思想家たちも歩くことがその知恵の源泉でした。

歩くことから生まれた哲学、文学、詩の数々に触れてみましょう。


■内容
歩くことは、スポーツではない

遅さ
やむにやまれぬ逃走の欲求(ランボー)
自由
孤独
孤独な歩行者の白昼夢(ルソー)
根本的なもの
重力
エネルギー
憂愁に満ちた彷徨(ネルヴァル)
歩行狂人
サイレンス沈黙/静寂
永遠道に撫でられる
なぜわたしはこんなによい歩行者なのか(ニーチェ)
充足の諸状態
感謝の念
野生の征服(ソロー)
反復
世界の終わり
宗教的精神と政治(ガンディー)
共に歩く――祝祭のポリティック
アブラハムの歩み(キェルケゴール)
巡礼の道
自己の新生、世界の新生
犬キュニコス儒派の歩き方
散歩
庭園
日々の散歩
都市の遊フラヌール歩者
神々が身を引いても、なお歩む(ヘルダーリン)
疲労を求めて

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