インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:関本彰大)は、2014年9月12日に、日本の代表的木版画家・畦地梅太郎氏の連作「山男」を収録した『畦地梅太郎版画集「山男」』を刊行しました。

 日本の代表的木版画家であり、「山の版画家」として知られる畦地梅太郎。近年、再評価の気運が高まり、若い世代からもレスペクトされていますが、ここしばらく、入手しやすい版画集が市販されていませんでした。そこで、没後15周年に当たる本年、畦地作品の代表的な連作である「山男」作品を中心にまとめた版画集を刊行します。コンパクトでお求めやすい価格ながら、70点以上の作品が収められた充実した版画集となっています。畦地ファン待望の版画集です。

 【略歴】
畦地梅太郎 あぜち・うめたろう
1902年(明治35年)12月28日、愛媛県北宇和郡二名村(現宇和島市三間町)に生まれる。
1920年(大正9年)に上京、その後、内閣印刷局活版係の職に就き、仕事の空き時間に鉛版画を始める。
1936年(昭和11年)、初の版画集『伊豫風景』を発表。
1937年(昭和12年)、国画会展で国画奨学賞を受賞(1940年には、2度目の受賞)。
1953年(昭和28年)ごろ 山男を題材にした作品の制作を始める。
1973年(昭和48年)愛媛県立美術館で「とぼとぼ50年展」を開催。
1976年(昭和51年)から東京都町田市鶴川に転居。
1991年(平成3年)、町田市立国際版画美術館で畦地梅太郎版画展開催。
1999年(平成11年)4月12日 、肺炎のため永眠(享年96)。

2001年に鶴川のアトリエを改装し、畦地梅太郎ギャラリー「あとりえ・う」として公開されている。
2014年には、山岳書のベストセラーとなった『定本 黒部の山賊』(伊藤正一著 山と溪谷社)のカバー装画に「山の音」を提供し、発行元がモンベルグループに変更されリニューアルされる山岳雑誌『岳人』(ネイチュアエンタープライズ)の表紙を飾るなど話題も多く、若い世代からの評価と関心が高まっている。
「あとりえ・う」(畦地梅太郎ギャラリー)http://www.atelier-u.net/index.html

【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:関本彰大、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。

以上

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