インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)が刊行した、特装愛蔵版『随想集 月と歩いた峠路』(串田孫一・著)が、第50回造本装幀コンクールに入賞し、表彰されました。
山と溪谷社が2016年春に刊行した串田孫一著、特装愛蔵版『随想集 月と歩いた峠路』(奥付発行日は2015年11月12日)が、第50回造本装幀コンクール(主催 一般社団法人日本書籍出版協会・一般社団法人日本印刷産業連合会)において、日本書籍出版協会理事長賞〈文学・文芸(エッセイ)部門〉を受賞し、その授賞式が、2016年9月24日、東京ビッグサイトで催されました。また、同所で催されていた東京国際ブックフェア会場に展示され、多くの来場者が鑑賞しました。
なお、今回のコンクール入賞作品は、2017年にドイツ・ライプツィヒで催される「世界で最も美しい本コンクール」の審査会にも出品され、その後、フランクフルトブックフェア会場でも、展示される予定です。
■審査員講評
「文芸作品の特装限定本の造りとして亀鑑たり得るオーソドックスな造りです。四六判厚表紙、角背、麻布貼り。タイトルは箔押し。本文の書体は精興社活字、目次も含めて、文字組や余白の取り方まで、神経が行き届いています。小口は三方銀。しかもその色は、ただ豪奢を衒うものではなく、この本のタイトルにもなっているエッセイの内容と、読み手の中で響き合い光芒を放つように使われています。付録のスケッチブックの再現も緻密です。(古川信夫氏・評)」
同書は、雑誌『アルプ』を刊行し、山や登山を思索の軸として旺盛な執筆活動を続けた哲学者・串田孫一(1915年-2005年)の生誕百年、没後十年を記念して、串田氏の生誕百年にあたる2015年11月12日を奥付発行日として、山や自然に関わる単行本未収録の随想百編を集録した、限定250部の特装版による新刊です。
装幀は、長年、新潮社装丁室室長も務めた髙橋千裕氏に依頼。特装本としてもまれな三方銀で、串田孫一の世界観を表現しています。 また、北海道斜里町にある北のアルプ美術館に移設・再現されている串田氏の書斎の書棚に保管されていた「1956 Sept. 蓬峠・大源太・巻機山」と記されたスケッチブックの一部を再現した附録がセットになっています。本篇と附録を畳紙で包んだ特装愛蔵版は、串田氏の読者や愛書家の心を満たすものです。
本書は、普及版は刊行していませんが、電子版を刊行しています(附録や付き物は除いた本篇のみ)。「もの」としての本と「文章内容」としての本の両極となる刊行スタイルは、「本」というメディアの将来を見据えたものでもあります。
なお、僅少ですが、残部販売可能です。ご希望の方は、下記問合せ先にご連絡ください。
特装愛蔵版『随想集 月と歩いた峠路』
串田孫一 著
2015年11月12日 発行(奥付発行日)
本編:四六判厚表紙
角背 麻布貼 272ページ
250部限定エディションナンバー入り
付きもの:三折畳紙、付録、保護用外箱
定価:本体18000円+税(送料1000円別途)
ISBN978-4-635-17184-7
ご購入お申込・お問合せは下記へお問合せ下さい。
山と溪谷社串田孫一特装本担当・勝峰
℡03-6744-1900
または
info@yamakei.co.jp
*本書は、原則、書店流通しておりません。
*残部のみの販売となります。
電子版『随想集 月と歩いた峠路』
*本編のみ。精興社書体再現のため固定レイアウト
基準価格:本体1500 円+税
主要電子書籍ストアで販売中。
【山と溪谷社】 http://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、エコロジー、ライフスタイルの分野で多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 http://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:唐島夏生、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「山岳・自然」「モバイルサービス」を主要テーマに、専門性の高いコンテンツ+サービスを提供するメディア事業を展開しています。
以上
【本リリースについてのお問い合わせ先】
株式会社山と溪谷社 勝峰担当
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